「やばいめっちゃかっこいいんだけど」
「ダンス部はみんなかっこいいよね」
「今日も怜夜の色気が最高」
「えー、女たらしじゃん」
「そこがいんじゃん♡」
「でもやっぱり、雷はうちの学校でダントツだよね」
桃ちゃんの言ってた通り、雷くん、ここでもすごい人気なんだな……。
一年前の時と変わらず、雷くんは圧倒的なオーラを放ち、カリスマ性に溢れていた。それにとにかくすごくモテている。そんな雷くんの人気は、女の子たちだけではなかった。
「あれが、噂の雷先輩か。やべぇ、実物の方がカッケー」
「あんな人が同じ男とか、信じらんねーな」
男子生徒からも絶大な人気を誇り、注目の的だった。ダンス部の部長と思われる男の人がマイク取ると、体育館は段々と静かになり、部長は話し出す。
「こんにちは、ダンス部です。僕たちは、夏の世界大会を目指し、日々練習しています。経験者はもちろん、未経験での入部もお待ちしています」
部長の挨拶が終わると、雷くんたちダンス部はステージの上に広がる。音楽がかかり、ダンス部のパフォーマンスが始まると、いきなりステージの端に行った雷くんは、中央に向かって走り出し、アクロバティックなロングバク宙を披露した。そのカッコよさに、体育館中が一気に沸き、あの時のように歓声と悲鳴が入り混じる。音楽が止まってパフォーマンスが終わっても、その熱気は差冷めない。
やっぱり雷くんはすごい。こんなにも、たくさんの人の心を掴むんだもん……!
