雷鳴に花が咲く


と、そこに。



「らいー」



川沿いから、ピアスやネックレスをした、派手な男の子たちがゾロゾロとやって来て、雷くんの周りに集まる。


うわ、男の子がいっぱい。しかもみんなうちの学校の制服着てる……!



「何この子、雷の彼女?」



一人の黒髪の男の子が、私を見て楽しそうに言う。高校生とは思えない色気漂うその姿に、思わず身構えてしまう。



「違う。スケボーしてたらぶつかりそうになった」
「ふーん」



黒髪の男の子はそう言うと、親そうに雷くんの肩に腕をかけ、私をじっと見てくる。



「君、可愛いね」



か、可愛い……!?



「やめろ怜夜、怖がってるだろ」
「フフッ、だって本当のことだから」



可愛いだなんて、お母さんとお父さんくらいにしか言われたことないよ。


クスッと笑うと、怜夜くんと言われた男の子は、雷くんから離れる。