「まずさ、自分で切ってて気付かなかったわけ? この爆弾、左側に違和感があるコードが多かったじゃん。怪しいなって思うでしょ」
「…………」
「これで柊が俺なしじゃ処理できないことが証明されたね。これ処理できたの、柊が悩みそうなところをざっくり予想できた俺のおかげでしょ。今回は俺の手柄だね」
不満げな柊を前に言う澪に苛立ったのか、柊は吐き捨てるように言う。
「あんなんで分かるわけないだろ。『左から見て』って。しかもあとは全部俺に任せるとか最悪だ」
「実際できたからいいじゃん。それに俺言ったよね、『俺に合わせて』って。これくらい察してどうにかしてよ」
柊は珍しく言い淀んだ。
うまく言葉が出てこないようで、そんな柊を澪も珍しく茶化さない。
しばらくして柊は呟いた。


