――どうする。
助けるのはあと、と優先順位をつける。人を呼ぶのもあとだ。
澪は絶対に生きている。あれほど感覚が鋭く、前兆を感じ取っていた彼が対応できないはずはない。
それになによりも処理を優先する必要がある。
柊は爆弾の前に座り直した。
作業を再開し、途中で必要な工具が出てきたため催促するように手をひらひらとさせる。
反応がないことを訝しんで後ろを見ても澪はおらず、部屋には柊だけだった。
仕方なく自分で工具を探す。普段ならもう渡されているはずだったのに。
――俺の行動は、もしかしたら澪がいて成り立つことだったのかもしれない。
頭をよぎった考えは、すとんと入ってくると同時に、実感をもたらした。
いつも後ろでサポートしてくれた。
ろくな説明なしに口を出してきた。
言葉にすればそれだけである。別になくても困ることはないし、自分ひとりでも処理できる。


