溺愛Lv.99〜恋愛シミュレーションゲームの男の子たちとドキドキ同居生活!?〜


「え?なんで零がここに…」

「久しぶり、柊」


ミステリアスな男の子を見て、驚いたように目を見開いている王子様っぽい男の子。

二人は知り合いなのかな…?


あれ?そういえば今"柊"って言った…?

柊…ってやっぱりなんか聞いたことあるような…うーん………え?


『月城柊くん!?!?!?』

「うるせーお前大声出すな」


だ、だったら…


『もしかしてこの怖い男の子は…桜庭悠真くん!?』

「怖いってなんだよ」

「ひな〜僕のこと忘れてない…?」

『白瀬伊織くんだっ…』

「やった〜正解だよ〜!」


みんな整った顔をしてるのはゲームのキャラだったからなんだ…!

イラストと現実だからすぐ気づけなかったけれど、確かに髪の色とか特徴が完全に一致してる…!


『じゃなくて!なんで現実にいるんですか!!』


か、感心してる場合じゃない…!


夢、なのかな…?早く覚めろ〜!


「う〜ん…なんでだろ~?僕らも分かんないんだよね〜」


クッションをもったまま私のベッドに座り、ふにゃふにゃ笑っている伊織くん。

いつの間に私のベッドに!!


「それよりひな〜僕眠いからこのベッド使ってもいい?」

『だ、ダメ!!』


でてきた理由も分かってないのに勝手に寝ないで〜!

ってもうウトウトしてる…!?


「あー俺らのゲーム、この世界にはないみてーだな」

『え!?』


伊織くんに気を取られていたら、悠真くんが勝手に私のスマホ使ってるよ…!

なんでみんなそんな勝手なの!


「俺らの名前で検索かけたけど出てこねーわ。会社の名前でもダメ。そもそもなかったことになってんな。」


冷静な声ですごく恐ろしいことを言っている悠真くん…

つ、つまり…


「じゃあひな、これからずっと一緒に居られるね。ふふっよろしく!」


眩しいほどの王子様スマイルを浮かべる柊くん。


私の生活これからどうなっちゃうの!?



"これよりゲーム本編をスタートします"



始めの方で聞こえた優しい女の人の声が、今度は脳内に直接語りかけられているように聞こえてくる。



"あなたが選んだキャラクターは月城柊 桜庭悠真 白瀬伊織 …天音零 です。"

"溺愛度がMAXになるとゲームクリアです。それではFirst Princeで楽しい時間をお過ごしください"