次の日。
意味分かんない意味分かんない意味分かんない。
と頭グルグルでほとんど眠れなかった酷い顔で校門をくぐろうとした。
そしたら。
「はよ」
そう言って後ろから恋人繋ぎしてきたのは、朔だった。
「ひっ」
「ひっ、じゃない。ちゃんと彼女演じきって」
小声で諭された。
私はその手を引っ張って、そのまま屋上へ連れて行った。
「あのさっ、マジでどういうこと?これ!」
「嘘カノ。俺、女子からのアタックめんどいから、彼女いるフリしときたいなーって」
「好きな子と付き合っておけばいいじゃん!」
「…お前がベストなんだよ」
「意味わかんない!」
「とりあえず、俺に選ばれし嘘カノとして、演技頑張ってくださーい」
そう言って手を振って屋上を後にした。
むかつくー!
思わず地団駄を踏んだ。



