その指先が私を誘惑する〜絡めた指先に翻弄されて〜

 「専務の今日のご予定は9時に金木商事との打ち合わせ、午後は会社にて役員会議となります」

 辿々しさのない堂々とした態度で1日の専務の予定を読み上げる私は専務付きの秘書になって2年目となった

 専務とは今だに誰にも気付かれないよう秘密の関係を続けている

 「分かった。では君も同行してくれ」

 「分かりました。下にお車の手配は出来ています」

 2年目となり、私の仕事にも余裕が出てきた。専務とは秘密の付き合いを重ねてもう一年になる。次の休日に専務から話があると食事に誘われている所だった
 話って何だろう⁇と専務が話したいと言う内容が気になってしまう
 
 車内の密室は私と専務の限られた2人だけの空間だった

 専務の美しい指が私の指と綺麗に絡まる。私はその指先に魅了された

 ふと不意に専務にグイッと引き寄せられた。専務の顔が私の耳にそっと近付く…
 
 「俺と結婚してくれ」

 耳元で囁かれた言葉に私は顔を赤らめた
 
 絡まった指先と指先がきつく繋がれ、でもその優しい指先はどこまでも私を甘やかしているようで、私はもうその魅力的な美しい指先から離れられなくなった…






その指先が私を誘惑する〜絡めた指先に翻弄されて〜(完)



Happy End