劣等生と光の花束〜ある魔女の秘密〜

「テストで赤点を取ったら、補習で実家には帰れなくなるぞ。気を引き締めろ」

クロードにも注意され、マシューとミラはようやく勉強に取り掛かることにした。後ろに座ったマーガレットがニコリと笑いかける。

「わからないところがあったら、何でも聞いてね!」

「ありがとうございます」

マシューとミラはお礼を言い、白紙のノートにペンを置いた。



それから二週間ほど経ち、テストが終わり、結果も返ってきた。手の中にある紙の束を見て、マシューは安堵して息を吐く。

(何とかギリギリ赤点回避できた〜……)

成績は下から数えた方が早い。しかし、赤点を一つも取らなかったことがマシューは嬉しかった。これも、勉強を教えてくれたマーガレットやレンスケのおかげである。

(寮に戻ったら、すぐに絵を描こう!)

そう決めて、マシューは寮へと向かう。テスト期間中は勉強に集中するため、絵を描くことを自分で禁止にしていたのだ。