ひとりが嫌で、今日も笑う。


先生が言う。

「星乃。君はどうしたい?」


まただ。

「どうしたい」

私は、今まで決めたことがない。


でも、今日は。

私は黒月を見た。


航斗が黙って頷いた。

伊織がふわっと笑った。

迅は静かに見守っている。

斑は腕を組んでいる。

叶兎は無言で私を見ている。


私は小さく息を吸って、言った。

「……やめてほしい、もう、二度と。

私だけじゃなくて、誰にでも」


声が震えた。

でも私は続けた。

「言葉で、人を殺さないで」


女子たちが泣きながら頷く。

先生が厳しく言った。

「投稿は削除。謝罪文を提出。処分は追って決める」


教室の空気が重く沈んだ。

私はその場から出た。

黒月がついてくる。