航斗が私を見て言う。
航「来たな」
「来たよ」
斑が鼻で笑った。
斑「逃げねぇじゃん」
「逃げないって決めたから」
迅が眼鏡を押し上げる。
迅「素晴らしい。では、こちらも動きます」
「動くって?」
迅はスマホの画面を見せてきた。
そこには、昨日の投稿のスクショと……。
投稿者のアカウント情報、拡散経路、証拠。
「……なにこれ」
迅「あなたを誹謗中傷した人物の特定です」
「え……」
迅「すでに学校側にも、保護者会にも、証拠を提出する準備が整っています」
斑が拳を握った。
斑「ついでに、直接言ってやる。二度と透羽に触れんなって」
伊「でも、暴力はだめだよ?」
斑「分かってるっつーの!」
叶「……言葉で殺すの、だめ」
