航斗が低く言った。
航「めんどくさくねぇ」
迅「めんどくさいのは状況です」
斑「泣いていいんだよ、バカ」
伊「透羽ちゃん……」
叶「……生きて」
私は涙でぐしゃぐしゃの顔のまま、息をした。
泣いたら終わると思ってた。
でも、終わらなかった。
黒月は、そこにいてくれた。
航斗が低い声で言う。
航「今日から、俺らが守る」
「……守らなくていい」
航「守る」
迅が頷く。
迅「既に拡散しています。止めるなら、今です」
斑が拳を握る。
斑「ぶっ潰す」
伊織が涙を拭いて笑った。
伊「透羽ちゃん、ひとりにしないから」
叶「……ひとり、だめ」
