「見ないで」 迅「見なければ、あなたは消えます」 その言葉に胸が痛くなった。 叶「……消える……だめ」 私は笑った。 「消えないよ」 航斗が低い声で言った。 航「お前さ、 『どんなに怖くても、挫けそうでも、『大丈夫』って言って笑う。世の中笑っていれば、どうにでもなる。笑ってるやつが一番強い』。 そう言ってたよな」 「……っ」 固まった。 私が言った言葉。 航斗が続ける。 航「でも、今のお前、どう見てもどうにでもなってねぇ」 私は震えた。 航斗が、私を見下ろして続ける。