航「嘘つくな」
「嘘じゃないよ〜」
航「お前の嘘はもう聞き飽きた」
航斗の声が震えていた。
怒っているのに、怖がっている。
私のせいで。
私は笑った。
「……大丈夫だってば」
伊織が私の腕を掴んだ。
伊「大丈夫じゃないよ!!」
伊織の珍しい大きな声に、私は息を止めた。
伊織は涙を浮かべていた。
伊「透羽ちゃん、笑ってるのけど、目が死んでるよ…!」
斑が歯を食いしばる。
斑「お前、誰に何言われたんだ」
「……何も」
迅が私の方へスマホの画面を向ける。
迅「これですか?」
画面には、私の写真と悪口が並んでいた。
私は目を逸らした。
