振り返ると、そこには男の子が立っていた。
金髪に近い茶髪で鋭い目つきの幹部、佐野斑。
そして、その後ろに。
眼鏡をかけた細身の男の子、副総長の綾瀬迅。
柔らかい笑顔の男の子、幹部の桜庭伊織。
無表情で立っている男の子、氷室叶兎。
黒月のトップ5人が、目の前に揃っていた。
背筋が冷たくなる。
……やばい。
関わったら、絶対に噂になる。
妬まれる。
危ないって言われる。
また、孤立する。
……ひとりになる。
私の喉が、ぎゅっと締まった。
航斗は面倒そうに言った。
航「……来たのかよ」
斑が、私を見て目を見開いた。
斑「……は?誰だよ、その女」
