迅「逃げないでください」 斑「言えよ。言わねぇと分かんねぇだろ」 伊「透羽ちゃん、教えて…」 叶「……言わないと、寒いまま」 その言葉に、胸が痛くなった。 私は目を逸らした。 そして、小さく言った。 「……近づいたら、また失う」 航斗の目が揺れた。 「……私、両親のこと、まだ許せてない。 許せないのに、忘れられない。 大切にしたら、絶対にまたいなくなる。 だったら……最初からいらない」 その言葉は、自分を傷つける言葉だった。 でも私は笑った。 「だから、私は関わらない」