ひとりが嫌で、今日も笑う。


「おはよ〜」

誰も、私の目を見ない。

それでも私は笑う。


笑っていれば、どうにでもなる。

そう信じていた。



昼休み、屋上へ行くのはやめようと思った。

昨日あんなことを言ったのに、また会ったら私は壊れる。


だから、今日は行かない。

そう決めていたのに。


廊下を歩いていると、腕を掴まれた。

強くない。

でも、逃げられない力。

驚いて振り返ると、航斗だった。


航「来い」

「……え?」

航「屋上」

「行かない」