その言葉が、夜の空気に落ちた。 航斗は少しだけ目を細めて、低く言った。 航「失わせねぇって言っただろ」 「そんなの……」 航「俺は嘘をつかねぇ」 その言葉に、胸が痛いほど熱くなった。 私は笑った。 泣きそうなのに笑った。 「……信じたら、壊れる」 航「壊れても拾う」 その言葉が、ずるかった。 私は息を呑んで、目を逸らした。 逃げられない。 もう、逃げられない。 伊織がそっと私の肩に触れた。 伊「透羽ちゃん、怖いなら手繋ご?」 「……子どもみたい」 伊「いいじゃん、子どもでも」