迅「あなたは、自分が壊れることを恐れて距離を取っていますね」 「……っ」 当てられた。 「……迅くんって、ほんと嫌い」 迅「褒め言葉として受け取ります」 伊織が泣きそうに笑った。 伊「迅くん、今それ言うの…」 叶兎がゆっくり言う。 叶「……とわ。……帰ろ」 航斗が私の手首を掴んだ。 航「帰るぞ」 「やだ」 航「やだじゃねぇ」 「だって……」 私は震えた。 「近づいたら、失うのが怖い」