「……なん、で」 伊織が息を切らしている。 伊「透羽ちゃん、探したよ……!」 斑が怒鳴った。 斑「バカかお前!夜にひとりで出歩くな!」 「……だって」 言葉が出ない。 迅が眼鏡を押し上げる。 迅「あなたは自分が危ない目に合う可能性を考えていませんね」 「……ごめん」 航「謝んな」 「でも……」 航「お前、ひとりになるとこうなるのかよ」 その言葉が刺さった。 「ならないよ」 嘘。 なる。 だから外に出た。