白く、熱く。 ー番外短編ー

「優希…おまえ…」

息子の行動を見てて、勝手に恥ずかしくなり、両手で顔を覆う父親の一希。

「あー、優希くんすごいですねぇ。まるで少女漫画のヒーローですねぇ。鈴奈ちゃんは気づいてなさそうですけど」

素直に感心する美亜のおっとりコーチの春海。

「おー、やるじゃん優希。あの独占欲の強さは父ちゃん譲りかなー?」

冷やかし気味に二ヒヒ、と笑いながら一希を小突く朔のコーチであり、一希の幼馴染の藤次郎。



春「えー、一希さんもあんなふうなのやってたんですかー?」

藤「おう!一希の奥さん、べっぴんさんだかんなー。敵が多くて、いっつも言いよるやからにガン飛ばしてたよ」

一「おい、藤次郎…やめてくれ…今俺はああ言う言動が周りからどんなふうに見えてるかが実感できて、今までの行いの記憶を抹消したいくらいなんだ…」

藤「思ったより深く悔やんでた」

春「わたしはかわいいと思いますけどねー、あれくらいの独占欲なら。なんか微笑ましいというか」

一「微笑ましいと思われてたことすら恥ずかしい…」

藤「重症だな」

一「そして息子がそんな歳になっていただなんて…」

春「子供の成長って早いですよねぇ」

藤「それなー。だけど、会話がもう老人だぜ…」