その日、私は学校で授業を受けているときに体調が悪くなってしまい、保健室のベッドで横になっていた。しばらくして、「迎えに来たよ」と声がした。ああ、先生の連絡を受けたお兄ちゃんが迎えに来てくれたんだ。でも私はベッドから降りることもできないくらいに意識が朦朧としていた。そんな私の様子を見兼ねた兄に、ひょいっと軽々と抱きかかえられて、「そのまま寝ていいよ」と言われたので、私は目を閉じて眠り続けた。