響け!祝福のミュージカル

「私、さっきまでハリエットのヘアメイクをしてたのよ。あの子、全然元気だったわ。何かあったのよ!」

レオンハルトたちは立ち上がり、素早く男性の元への向かう。アントーニョが素早く男性の胸ぐらを掴んだ。男性の真っ青な顔色がさらに悪くなる。

「おい!!Aliceが倒れたってどういうことだよ!?」

「トーニョ。怖がらせてどうするんだい」

オルハンが呆れ、アントーニョが「あぁ!?」と彼を睨み付ける。マーガレットが素早く「こんな時に喧嘩しないで!」と二人を叩いた。

「あの、あなた方は……?」

震える声で男性が訊ねる。レオンハルトは被っていたハットを取り、頭を下げた。

「私はレオンハルト・ジッキンゲンと申します。実はAliceは「L・G探偵事務所」の事務員なんです。ここにいるのは全員事務所の社員です」

「レオンハルト・ジッキンゲン?あの有名な探偵の?」

男性が目を丸くする。アントーニョが男性の肩に手を回した。