二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

今回の標的(ターゲット)はキラーリング。
キラーリングは付けた人が必ず死ぬ言われる何人もの人が無くなったことで博物館に保管されている。元々の保有者が誰か分からないため、調べていた。

しかし、さすが博物館で保管されているほどの品物のため中々記録が出てこなかった。

「やっぱりそう簡単には記録は出てこないわね。難しければ難しいほど腕がなるってものよね。」

華希はそう言いながらキラーリングについて納得のいくまで調べていくことにした。玲王はキラーリングが保管されている博物館の構造について調べていきつつ、セキュリティやセンサー、仕掛けや警備員の数ありとあらゆるのを調べて脱走経路、盗む方法はどれが1番いいかを考えていく。

「マジ、難易度高すぎるだろ。面白いぜ。絶対、盗んでやるぜ。」

2人で協力して親に関わりがあるかもしれないキラーリングを盗むために全力で計画をしていく。そんな日が3日続いたある日華希が鍵になる情報を手に入れた。それは元々のキラーリングの持ち主である。

「玲王…これ。」

「はぁ!?…マジ…かよ。」
それは、私たちを育ててくれた施設の施設長だった。
私たちはこの施設の施設長が何か知ってるんじゃないかっと思った。

「玲王…これはもうお母さんとお父さんのこと聞きに行くしかないんじゃない?」

「やっぱり、姉ちゃんと考えること同じだな。俺も全く同じこと思ってたぜ。行こう。先生たちのところにさ。」

2人は親を亡くしたあと施設で育てて貰っていた。実はその施設の施設長 福池 辰次(ふくいけ たつじ)がこのキラーリングの実の保有者だった。大きくなり、1度もこの施設へ訪れることは実はなかった。元々2人は自分たち以外誰も信じておらず友達という存在もいなかったからだった。久しぶりに訪れたその施設は、懐かしさありつつもやはり変わっているところもあった。

「何年ぶりだっけ?ここに来たの姉ちゃん。」

「そんなの覚えてないわ。いい思い出ないんだもの。」

2人が来た理由。それは、キラーリングについて聞くためである。それ以外は2人にとってどうでもいい。
2人は施設長の所へ真っ直ぐ向かっていった。他の職員から声をかけられて理由を伝え、施設長室へ案内される2人。

「福池先生、紅羽さんという元ここに入所されていた方が来られています。お通ししてよろしいでしょうか?」

職員さんはそう施設長へ尋ねた。

「紅羽…そうか。分かった。あぁ…通してくれ。」

その言葉から…どこかくることを分かっていたかのような言い方なのを2人とも感じていた。そして、2人は施設長へ入っていく。2人に背を向けてまだの方を眺めていた福池は椅子を回転させて2人に向き合うようにした。当たり前だが少し歳をとり老けた様子の福池が2人の目の前にいた。

「お久しぶりです福池先生。」
挨拶をする華希。

「先生に聞きたいことがあって俺たち来たんだぜ。話してくれるよな。」
少し態度は悪いが要件を言う玲王。
そんな2人に微笑みながら

「あぁ…久しぶり。会いたかった。昔話でも何でも話をしようじゃないか」

優しい声で先生は2人を出迎えた。