二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

華希と玲王は次の標的(ターゲット)について調べていた。

「華希、次の標的はどこにするか考えてるわけ?」
玲王は、華希にそう聞いた。

「考えてるけどあんたも少しは案出しなさいよね。ほんとにもう。」

いつも、姉任せの玲王。そんな玲王にそろそろ疲れてはくるものの唯一の家族なのもあり甘やかしてしまう。

「俺は、難しければ難しいほど楽しくなってしまうからね。難易度高い方が燃えるって感じだな。例えば…キラーリングとか。」

-` キラーリング´-
別名、人殺しの指輪。付けたものは必ず死ぬと言われ今はとある博物館に厳重に保管されている指輪。盗むというは普通に考えて不可能なものである。

しかし、2人はそのリングの見た時少し懐かしさを感じたのだった。そのリングは、どこか見たことがあり、懐かしいものであると思っていた2人だが、あえて口に出すことはなかった。
そんな中、玲王はニヤニヤ何か企んだような顔で口にした-` キラーリング´-という言葉。きっと華希も同じように気にしているだろうと思った玲王はその単語を口にしたのだった。

「本気で言ってるの?玲王。それ…。」

「姉ちゃんも気づいてるんだろ?あれがなんか母さんや父さんの事件に関係してそうな気がするっていうのをさ。」

確かに華希自身も口には出さなかったものの、このリングが何か関係しているのではないかとは思っていた。しかし、頑丈な警備にセキュリティ。難易度の高すぎるというところにひよっていた。そう簡単に盗めたたからは当たり前だがない。しかし、今回玲王が口にしたキラーリングは比べ物にならないほど難易度が高かった。

「確かに、玲王の言う通りそんな気がしていた。でも、あれは今までのものよりも難易度が馬鹿ほど高いのよ?それ分かってるわけ?下手したらあなた捕まるかもしれないのよ。そしたら、お父さんやお母さんの事件の真実を明らかにするなんて無理になるのよ?」

華希は玲王が捕まるということをどおしても避けたかった。親を失ってから今までどんな時も一緒にいた2人。素早いアクロバティックな動きを武器に宝石を盗むのは玲王の担当だった。それは逆に捕まりやすいのは、玲王だということも意味している。姉としてそれを分かっているからこそ難易度の高いキラーリングはどうしても避けたかった。親がもしかして関わっているかもしれないとしても…。玲王を失うかもしれないということの方が辛かったのだ。

「姉ちゃん。まさか、今更この仕事が怖くなったわけ?。」
玲王は真剣な顔で華希でそう言った。

「俺たちは怪盗になるって決めたその瞬間からその怖さは覚悟の上でしてきたはずだぜ。それに俺は捕まんねぇよ。それの運動神経は母さん譲りだ。誰にも負けねぇよ。信じろって。」

ニヤッと笑いながら腕を組んでそういう玲王。そして…
「どんな困難も2人で乗り越えてきただろうがよ。俺たちは二人で1つ。どんな奴らにだって捕まんねぇよ。俺たちに盗めないものはない。無敵の怪盗なんだから。」

その言葉で華希の胸につっかえてた何かが取れた気がした。
「父さんと母さんの手がかりになるかもしれないんだ。やろうぜ姉ちゃん。」

「おっけー。なら、次のお宝はそれで決まりね!!」

次のお宝がきまった。