二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

ブルーリップを奪うことに成功した玲王。宝石店の屋上で月に照らしながらブルーリップを眺めていた。
その姿はかなり余裕げで、月明かりに照らされているその姿はとても美しいものでもあった。
下ではまだ自分を探す警察たちの声が聞こえるがそんなのはお構いなし。奪ったブルーリップをポケットに突っ込みインカムで姉である華希に報告した。

「盗れたよ。姉ちゃん。」

淡々と冷静に伝える玲王。その声を聞いた華希は、失敗しないのを分かってはいたが、楽しそうに笑っていた。
「さすが、人を操ってまさか盗むとはね。ほんとにね。中々普通の人が思いつかないことをするわね。」

玲王のブルーリップを盗んだ方法が人を使った方法でするため中々普通の人が思いつかないというところにとても楽しんでいた。
また、玲王のアクロバティックな動きに追いつけないのは当たり前のことであり、その身軽さは誰にも負けないことは華希自身知っていた。
玲王の動き逃げ方を何気に楽しんでいるのだった。

「ふっ、人を使って盗むのもありかな?って思っただけさ。同じ盗み方なんて面白くないだろう。色んな方法で楽しむのもありだと思ったんだよ。飽きるし。」

この怪盗という仕事をなんだかんだ気に入ってる玲王。自分の運動神経と華希のハッキング能力自分たちの組み合わせが完璧であり最強の相手だと思っているのもあり、今のこの仕事がほんとに楽しんでいるということがこの発言から伝わってくる。

「玲王、何気にこの仕事楽しんでない??」

「ん?当たり前じゃん。あのおっさん達騙せて驚いた顔見るのまじ面白いぜ。姉ちゃんも声聞こえてるならわかるだろう?」

「確かに、人の驚いた声聞くのは楽しいわね…。っんと。」

玲王と会話しながらパソコンで何やら作業をする華希。その作業は華希最後の仕事だった。

「さてと、目眩しかつ、悪いことをする人達には罰を与えないとね。悪いものは全て洗い流しましょ!!っと。」

ポチっ
華希はパソコンのEnterキーを押した。すると、下にいた警察たちの声が響いていた。

「ん?なんだこれは!」
「水!?」
「水です、上の火災装置の水が出ています!!」

そう、火災の時に煙なのでに反応して出てくる水を華希は出して目眩しを行ったのだ。

「さっ、これでいいわ。足止め程度にはなったんじゃない??玲王まだ仕事は終わってないわよ。それをあの人のところに返しておいで。」

インカムで玲王に華希そう告げた。

「ったく。んたことは分かってるよ。」
そうして玲王は紅色の帽子をまた被り暗闇の街へ姿を消した。