二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

2人が狙っている今回の標的は- ̗̀ブルーリップ ̖́-青い唇と言われているサファイアの宝石。唇のようなキスマークのような形になっているようにも珍しい宝石。

「ブルーリップか…。さて、ご挨拶しに行きますかね。」

玲王は紅色の帽子を深く被り、赤外線のゴーグルを付けてブルーリップが眠っている目の前の建物に侵入きていった。セキュリティな華希が解除しているため、堂々と真正面から入っていく。玲王が入っていったのは宝石店であるため、当たり前にキラキラ光る綺麗な宝石がそこには沢山並んでいた。しかし、玲王が狙っているのは標的のブルーリップのみ。玲王は他の宝石には目もくれず、標的であるブルーリップのみを目指して歩いていく。赤外線ゴーグルを付けているため、玲王は上手くかわしていく。監視カメラも華希が差し替えているため、警備員にバレることなく標的のところまで簡単に近づけるというわけだ。

「ホント、姉ちゃんこういうの得意でまじ助かるわ。やっぱり持つべきものは頭脳派のハッキング得意の姉だよな。」

「玲王、あなたの声私に丸聞こえなの忘れないでよね。」

インカムを付けてることを忘れていた玲王の声は普通に華希の耳に届いていた。

「やっべぇ、忘れてたわ。ごめん。ごめん。」
少し焦りつつも、反省してないような謝罪を言いながら、目の前の宝石店の赤外線を難なくかわしていきながらブルーリップへ近いていく玲王。
近くなかで玲王は少し違和感を感じていた。

自分たちがブルーリップを盗みにくるということを分かっているのにも関わらず警備はとても甘いということに玲王はどこか引っかかっていた。
何かあるように感じていた玲王の予感は面白いくらいに的中していたのだ。

「やっぱり、そう簡単に盗らせてくれるわけは…ないよね。」

玲王は目の前の状態を予想していたかのように微笑んで呟いた。

標的のブルーリップの所へたどり着いた玲王。そんなブルーリップはとても大切にガラスのショーケースに入れられていた。そして、その目の前に、腕を組んで直立不動に立っている1人の男がいた。
その男を見た玲王はやはりその男がいることを分かっていたようで余裕そうに笑いながら問いかけた。

「やっぱりあんただったんだな。おっさん。」
直立不動男は双子の怪盗を追いかけている警察の白兎 裕斗(はくと ゆうと)警部である。

「ふっ、待ってたよコソ泥くんよ。ここまで簡単に来れたんだろうが、それもここまでだぜ。」

白兎警部は、捕まえられる自信があるようで笑いながら玲王に向かって話していく。