二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

玲王は眠っている警察官たちを眺めながら蜘蛛のロボットから母親の形見であるキラーリングを回収した。

「ようやくかよ。」

ようやく手に入れたキラーリング。手の中に収めると安堵したのか涙がポロッと頬に伝った。その事をバレないようにインカムで華希に報告した。

「姉ちゃん、終わったぜ。」

「さすがね。お母さんの形見。後で私にも見せてよね。……玲王。ありがとう。」

運動神経のいい玲王だからこそ盗むことができたということを華希は分かっている。でも今回、玲王は華希に助けられたことも分かっている。だからこそ、玲王は

「2人でとったものだからお礼なんて言う必要ないしなんなら俺こそありがとうな。姉ちゃん。」

華希がいなかったらもしかしたら玲王は捕まってたかもしれない。そう思っていたのだ。

怪盗紅羽は2人で1つ。出来ないことを補っていき、助け合っていっている。双子だから言わなくても相手のことが読み取れて理解できている。そんな2人だからやっていけているのだと思っている。

母の形見を取り戻した2人ならこれから先さらに強くなって色んな困難を乗り越えていけるのではないかと感じている。

「さて、姉ちゃん次はどんなお宝に挑んでいく?」

「何がいいかしらね?私たちに盗めないものは何にもないもんね?」