二人で1つ。最強の双子怪盗参上!

「大きくなったね。2人とも。華希ちゃん。玲王くん。」

どこか懐かしい笑顔で2人に語りかける福池だった。2人はそんなことどうでもいいと言うように気になっていること、要件のみ話し出した。

「昔話はせずに、私たちの話を聞いて貰えません?とあるツテであの博物館に置いてあるキラーリングが元々あなたのものだと知りました。そして、アルバムの中から見つけたこの写真。母の指にも同じ指輪を付けてるのも見つけました。」

華希そう言いながら家にあったアルバムから持ってきたその写真を福池にひ見せた。キラーリングを懐かしく感じた理由。それは、そのリングを2人の母親が付けていたことがあるからだった。

「母さんがなんでこのリングを付けてるのか。元々の保有者であるのに誰に譲ったんだよ。応えろよおっさん。」

唯一の手がかりだと思っている玲王は必死な思いで福池に聞いていた。

「あのリングは、元々お前たちのお母さんのものだったんだ。それで殺されるのを分かっていたのかそのリングを華希ちゃんに持たせていたんだろう。手紙も入っていてね。何かあったら子供たちのために使ってくださいって書いてあった。ここの経営がこんなんだった時に君たちがきてね。君たちの生活を安定させるためにはあのリングを売るしかなくてね。それで手放したんだよ。君が聞きたいことはこれであってたかな?」

あのリングは元々本当は2人の親のものでそれを施設長に譲ったことで、施設長のものになった。それを施設長は2人を守るために売ったというのが経緯だった。その売った後から付けて言った人たちは何故か亡くなるようになり、博物館に保管されたという。

「元々は母さんのだった…。」
その事に驚きながらもキラーリングを盗まなきゃいけないという使命感に狩られてしまった玲王。

「取り戻さなきゃ、、、。ねっ、姉ちゃん。」
華希にだけ聞こえる声で玲王はそう呟いた。

「そう、元々は君たちのお母さんのものだったんだよ。ごめんな。黙ってて。」

「いえ、謎が解けてスッキリしました。お忙しい中お話してくださりありがとうございました。先生。」

華希は丁寧に挨拶をし、お辞儀をして部屋から出ていこうとした。すると…

「久しぶりに会えてよかったよ。ここは君たちの家だ。いつでも帰ってきなさい。」

福池は背を向けてる2人にそんな言葉を伝えた。この言葉が2人にはどんな風に届いたかは分からないが2人はキラーリングを盗って帰ると心に決めて施設から出たのだった。