十一月八日土曜日。
レジはそこそこに混んでいた。
特に大き目なおもちゃやゲームを買う人がすごく多い。
「あの、クリスマスのラッピングなんですけど」
と声をかけてくる人もけっこういた。
ラッピングは無料のスペースでやってもらう形になっている。そこにはラッピング用紙や貼りつけるだけのリボンが用意されていて、買い物したお客さんであれば、そのスペースでラッピングできるし、用紙の持ち帰りもできる。
私たちがレジで一生懸命内職して作った、ラッピング用紙の紙袋も置いてある。
大抵のお客さんはそちらを案内すれば納得してくれるけれど、そうじゃない人もいる。
「えー、やってくれないの?」
「申し訳ございません。有料になりますが、ラッピングの袋もございますがいかがですか?」
と案内し、私たちはレジをこなしていた。
そんな中、私はあることに気がつく。
レジはそれなりに忙しい。
レジ前を通る人も多い。特にこちらを見ながら通り過ぎていく人たちがけっこういて、それがなんだか不気味だった。
その人たちはこちらに何かを聞いてくるわけでもない。ただ、スマホを片手にこちらをじっと見て歩いていく。
何だろうあれ。
私は思わずレジの後ろを振り返るけれど、そこには鍵がついた棚が置いてあって、棚の上には今日発売のトレーディングカードの在庫がいくつか置いてある。
その新作カード目当てにちらほらお客さんが来るけれど、すごくいそがしい、というほどでもなかった。
レジにお客さんがいなくなった瞬間、私はパートの雪村さんにささっと声をかける。
「あの、オープンから気になっていたんですけど、こっちを見ながらレジの前を通り過ぎていく人がたくさんいません?」
「あぁ、いますね。あれ、転売ヤーですよ」
そう言いながら、雪村さんは笑う。
「え、転売ヤー?」
「はい。あの人たち毎週どころかほぼ毎日見てるような?」
首を傾げながら言う雪村さん。
毎日ってどういうこと? 仕事してないの?
明らかに日本人じゃないっぽい人が多いけど?
私がいた黒物フロアーはそういう人、あんまりいなかったから気にしたことないけど。
私は改めてレジ前を横切る人たちを見る。
多くは親子連れや、ほんとうに通りすぎるだけの人なんだけど、見ているとスマホを片手にこちらを見てくる人、けっこういる。中にはカメラを向けて後ろの棚を撮っているかのようにスマホを掲げている人までいる。
ちなみに店内は撮影禁止だ。
そんなお客さんに雪村さんがにこやかに声をかける。
「なにかおさがしですかー?」
声をかけられたそのお客さんは、びくっと身体を震わせて、首を横にぶるり、と振って去って行く。
あれ、あの人オープン直後にも通らなかったかな。
たぶん何度も繰り返し、前を通っている人が何人かいる。
「あの、雪村さん」
「はい」
「あの、何度もここの前通っている人いるんですけど、なんでですか?」
「あぁ、トレカを途中から出すんじゃないかって思ってるんじゃないですかね。ないものは出せないのにねー」
と言い、雪村さんは口元を抑えて笑った。
なんだか闇が深そうな話だ。
トレカにもすごい人気なものがあるのは知っているけれど、私の想像以上なのかもしれない。
その日の午前中は、何事も無く終わり午後一時過ぎ。
私はガチャガチャのレジの配置となり、そこにひとりで立つ。
最近ガチャガチャが人気らしく、そのせいかお客さんの姿が多い。
それに筐体ゲームの周りには子供から大人までいて、順番待ちをしていた。
そこにバイトの子が入荷した商品を持って来てくれる。
「これ、加工お願いします」
「あ、はい。ありがとう」
大きな段ボールがふたつ。
中身を確認すると全部プラモだった。特に女の子の姿をしたプラモが目立つ。いわゆる美プラだってやつだ。
私はプラモの箱を手に取って、それを見つめる。
大きな胸に、白い肌。羽根みたいなのがついたそのプラモの女の子は正直可愛い。
こういうプラモに手を加えて自由にキャラを作るというのがあるらいけど、それがこの間お客さんが言っていたカスタムの事なんだろう。
こんな可愛いプラモなのに、わざわざ手を加えなくてもいいんじゃないだろうか。
しかも私をモデルにカスタムするってあり得ないでしょう。
思わず顔をしかめて、私はレジでプラモの値段を調べた。
「うわ……けっこう高い」
呟いて、私はレジの画面とその商品を交互に見る。一万円近くするんだ、これ。
私は商品が盗まれないようにセキュリティを商品につけるため、道具を用意する。その時、私の名前を呼ぶ声がした。
「センゴクさん」
その声に思わず内心震えてしまう。
私は嫌悪感を押し隠しながらレジの向こうへと目を向ける。
すると、ニコニコ顔の男性客が立っていた。この間、私をモデルにプラモをカスタマイズする、と言ってきた客だ。週末のせいか今日は私服姿だ。こぎれいな感じで正直、ステレオタイプなオタクには見えない。
客じゃなければいくらでも拒絶の言葉を並べられるのに、客だから下手に言えないのが辛い。
私は自分の顔が引きつるのを感じながら、
「い、いらっしゃいませ」
と、なんとか口にする。
何しに来たんだこの人。って喉まででかかってぐっとこらえる。
私ははさみやセキュリティの道具をレジカウンターの上に置き、そのお客さんから目をそらして作業を始めた。
そんなこと、意に介さないらしいそのお客さんの声が、耳障りに響いた。
「センゴクさん、趣味ある? 俺はプラモ作るのが好きなんだけど、ねえプラモ興味ない?」
と、弾んだ声で言ってくる。
そんなの興味ないです。
なんて言えず、私は曖昧に笑って、
「そんなに興味ないですねー」
と、オブラードに包んで答えた。
あれ、結局興味ないと答えているか。あまりの嫌悪感に私は言葉をオブラードで包むことができなくなってしまっているのかもしれない。
そんな私にめげず、男性客は言った。
「ねえねえどこに住んでるの? 俺はマンションに住んでいるんだけど。ほら、知ってる?」
そのあとに続いた地名とマンションの場所は、残念ながら私の知らない場所だった。
どもども私はこの翠玉市の出身ではないから、具体的な町の名前を言われてもわからない。
私は首を傾げて、
「そうなんですねー」
とだけ答える。
私が住んでいる街の場所なんて答えるわけがない。
なのにお客さんはめげる様子もなかった。
「ねえねえ、センゴクさん。こんどご飯いかない? 奢るからさー」
「申し訳ございませんがそういったご要望にはお答えしかねます」
そう笑顔で答えながら、私は今にも裸足で逃げ出したい衝動に駆られる。
でもこのレジカウンターから出たら何されるかわかんなくて余計に怖い。
客じゃなければ……客じゃなければ罵声のひとつやふたつ浴びせてもどうとも思わないのに。
なんで客なの。なんで私に粘着してくるの。意味わからな過ぎて怖い。
その時だった。
「いらっしゃいませー」
と言いながら、レジカウンターに入ってきたのは雪村さんだった。
彼女は手に商品を持っていて、レジの前に立つ。
雪村さんはそのお客さんをじっと見ると、満面の笑みを浮かべて言った。
「作業の邪魔なので、そろそろお帰り願えますか?」
凍てつくような声で雪村さんが言うと、そそくさとそのお客さんはレジから離れていく。
私はぱっと雪村さんの方を見て、泣きそうになりながら言った。
「あ、あ、ありがとう雪村さん。すごく助かりました!」
「あー、あの人にもしかして粘着されてますか?」
まるでゴミを見るような目になって、雪村さんはそのお客さんの背中を見送りながら冷徹な声を放つ。
その声にちょっと恐怖を覚えつつ、私は何度も頷きながら答えた。
「そうですそうです。なんか家の場所をしつこく聞かれるし、この間は帰りの時間聞かれたし、私をモデルにプラモカスタムするとか言われてまじで気持ち悪くて」
自分でも驚くほど早口で何があったか答えた。
すると雪村さんは見るからに嫌悪感満載の顔をこちらに向ける。
「あいつ私にもおんなじよーなことやって、冷たくあしらったんですけどね。バイトにまで声かけて」
と毒づく。
そんなに手当たり次第? 気持ち悪すぎて鳥肌がたってきた。
胃から食べたものがこみ上げてきそうなくらい気持ち悪い
雪村さんは、低い声で言った。
「あの人たしか四十半ばくらいっすよ。ここ、奥にあるから他のスタッフの目、届かないですからね。マジしつこいですから、フロア長に言ってガチャレジにはいれないでってお願いした方がいいかもですよ? あとはまじで夜気を付けた方がいいです。私じゃないですけど、店の従業員出入り口で待たれて、警備員さんに追い払ってもらったって言っていた子いたし」
「なんでそれで出禁にならないんですか?」
「待ち伏せは一回だけだからじゃないかな。何回もやっていたらさすがに出禁にしてると思うし。最近はそういう話、聞かなかったですからね」
そうなんだ……
聞けば聞くほど気持ち悪すぎてきつい。
待ち伏せは本当に怖い。何もなければいいけど。
そのあと、私は雪村さんの勧めもありフロア長にそのお客さんの事を伝えた。
すると、フロア長は苦い顔をして、
「あー……あの人」
と言っていたから、相当有名らしい。
「出禁にしないと駄目かなぁ……」
とも言っていた。
とりあえずガチャガチャレジにひとりにはしないと言ってもらえたけど……
大丈夫かな。
私の頭に、赤月君の顔がよぎる。
やっぱり迎え、頼むべきかな。
レジはそこそこに混んでいた。
特に大き目なおもちゃやゲームを買う人がすごく多い。
「あの、クリスマスのラッピングなんですけど」
と声をかけてくる人もけっこういた。
ラッピングは無料のスペースでやってもらう形になっている。そこにはラッピング用紙や貼りつけるだけのリボンが用意されていて、買い物したお客さんであれば、そのスペースでラッピングできるし、用紙の持ち帰りもできる。
私たちがレジで一生懸命内職して作った、ラッピング用紙の紙袋も置いてある。
大抵のお客さんはそちらを案内すれば納得してくれるけれど、そうじゃない人もいる。
「えー、やってくれないの?」
「申し訳ございません。有料になりますが、ラッピングの袋もございますがいかがですか?」
と案内し、私たちはレジをこなしていた。
そんな中、私はあることに気がつく。
レジはそれなりに忙しい。
レジ前を通る人も多い。特にこちらを見ながら通り過ぎていく人たちがけっこういて、それがなんだか不気味だった。
その人たちはこちらに何かを聞いてくるわけでもない。ただ、スマホを片手にこちらをじっと見て歩いていく。
何だろうあれ。
私は思わずレジの後ろを振り返るけれど、そこには鍵がついた棚が置いてあって、棚の上には今日発売のトレーディングカードの在庫がいくつか置いてある。
その新作カード目当てにちらほらお客さんが来るけれど、すごくいそがしい、というほどでもなかった。
レジにお客さんがいなくなった瞬間、私はパートの雪村さんにささっと声をかける。
「あの、オープンから気になっていたんですけど、こっちを見ながらレジの前を通り過ぎていく人がたくさんいません?」
「あぁ、いますね。あれ、転売ヤーですよ」
そう言いながら、雪村さんは笑う。
「え、転売ヤー?」
「はい。あの人たち毎週どころかほぼ毎日見てるような?」
首を傾げながら言う雪村さん。
毎日ってどういうこと? 仕事してないの?
明らかに日本人じゃないっぽい人が多いけど?
私がいた黒物フロアーはそういう人、あんまりいなかったから気にしたことないけど。
私は改めてレジ前を横切る人たちを見る。
多くは親子連れや、ほんとうに通りすぎるだけの人なんだけど、見ているとスマホを片手にこちらを見てくる人、けっこういる。中にはカメラを向けて後ろの棚を撮っているかのようにスマホを掲げている人までいる。
ちなみに店内は撮影禁止だ。
そんなお客さんに雪村さんがにこやかに声をかける。
「なにかおさがしですかー?」
声をかけられたそのお客さんは、びくっと身体を震わせて、首を横にぶるり、と振って去って行く。
あれ、あの人オープン直後にも通らなかったかな。
たぶん何度も繰り返し、前を通っている人が何人かいる。
「あの、雪村さん」
「はい」
「あの、何度もここの前通っている人いるんですけど、なんでですか?」
「あぁ、トレカを途中から出すんじゃないかって思ってるんじゃないですかね。ないものは出せないのにねー」
と言い、雪村さんは口元を抑えて笑った。
なんだか闇が深そうな話だ。
トレカにもすごい人気なものがあるのは知っているけれど、私の想像以上なのかもしれない。
その日の午前中は、何事も無く終わり午後一時過ぎ。
私はガチャガチャのレジの配置となり、そこにひとりで立つ。
最近ガチャガチャが人気らしく、そのせいかお客さんの姿が多い。
それに筐体ゲームの周りには子供から大人までいて、順番待ちをしていた。
そこにバイトの子が入荷した商品を持って来てくれる。
「これ、加工お願いします」
「あ、はい。ありがとう」
大きな段ボールがふたつ。
中身を確認すると全部プラモだった。特に女の子の姿をしたプラモが目立つ。いわゆる美プラだってやつだ。
私はプラモの箱を手に取って、それを見つめる。
大きな胸に、白い肌。羽根みたいなのがついたそのプラモの女の子は正直可愛い。
こういうプラモに手を加えて自由にキャラを作るというのがあるらいけど、それがこの間お客さんが言っていたカスタムの事なんだろう。
こんな可愛いプラモなのに、わざわざ手を加えなくてもいいんじゃないだろうか。
しかも私をモデルにカスタムするってあり得ないでしょう。
思わず顔をしかめて、私はレジでプラモの値段を調べた。
「うわ……けっこう高い」
呟いて、私はレジの画面とその商品を交互に見る。一万円近くするんだ、これ。
私は商品が盗まれないようにセキュリティを商品につけるため、道具を用意する。その時、私の名前を呼ぶ声がした。
「センゴクさん」
その声に思わず内心震えてしまう。
私は嫌悪感を押し隠しながらレジの向こうへと目を向ける。
すると、ニコニコ顔の男性客が立っていた。この間、私をモデルにプラモをカスタマイズする、と言ってきた客だ。週末のせいか今日は私服姿だ。こぎれいな感じで正直、ステレオタイプなオタクには見えない。
客じゃなければいくらでも拒絶の言葉を並べられるのに、客だから下手に言えないのが辛い。
私は自分の顔が引きつるのを感じながら、
「い、いらっしゃいませ」
と、なんとか口にする。
何しに来たんだこの人。って喉まででかかってぐっとこらえる。
私ははさみやセキュリティの道具をレジカウンターの上に置き、そのお客さんから目をそらして作業を始めた。
そんなこと、意に介さないらしいそのお客さんの声が、耳障りに響いた。
「センゴクさん、趣味ある? 俺はプラモ作るのが好きなんだけど、ねえプラモ興味ない?」
と、弾んだ声で言ってくる。
そんなの興味ないです。
なんて言えず、私は曖昧に笑って、
「そんなに興味ないですねー」
と、オブラードに包んで答えた。
あれ、結局興味ないと答えているか。あまりの嫌悪感に私は言葉をオブラードで包むことができなくなってしまっているのかもしれない。
そんな私にめげず、男性客は言った。
「ねえねえどこに住んでるの? 俺はマンションに住んでいるんだけど。ほら、知ってる?」
そのあとに続いた地名とマンションの場所は、残念ながら私の知らない場所だった。
どもども私はこの翠玉市の出身ではないから、具体的な町の名前を言われてもわからない。
私は首を傾げて、
「そうなんですねー」
とだけ答える。
私が住んでいる街の場所なんて答えるわけがない。
なのにお客さんはめげる様子もなかった。
「ねえねえ、センゴクさん。こんどご飯いかない? 奢るからさー」
「申し訳ございませんがそういったご要望にはお答えしかねます」
そう笑顔で答えながら、私は今にも裸足で逃げ出したい衝動に駆られる。
でもこのレジカウンターから出たら何されるかわかんなくて余計に怖い。
客じゃなければ……客じゃなければ罵声のひとつやふたつ浴びせてもどうとも思わないのに。
なんで客なの。なんで私に粘着してくるの。意味わからな過ぎて怖い。
その時だった。
「いらっしゃいませー」
と言いながら、レジカウンターに入ってきたのは雪村さんだった。
彼女は手に商品を持っていて、レジの前に立つ。
雪村さんはそのお客さんをじっと見ると、満面の笑みを浮かべて言った。
「作業の邪魔なので、そろそろお帰り願えますか?」
凍てつくような声で雪村さんが言うと、そそくさとそのお客さんはレジから離れていく。
私はぱっと雪村さんの方を見て、泣きそうになりながら言った。
「あ、あ、ありがとう雪村さん。すごく助かりました!」
「あー、あの人にもしかして粘着されてますか?」
まるでゴミを見るような目になって、雪村さんはそのお客さんの背中を見送りながら冷徹な声を放つ。
その声にちょっと恐怖を覚えつつ、私は何度も頷きながら答えた。
「そうですそうです。なんか家の場所をしつこく聞かれるし、この間は帰りの時間聞かれたし、私をモデルにプラモカスタムするとか言われてまじで気持ち悪くて」
自分でも驚くほど早口で何があったか答えた。
すると雪村さんは見るからに嫌悪感満載の顔をこちらに向ける。
「あいつ私にもおんなじよーなことやって、冷たくあしらったんですけどね。バイトにまで声かけて」
と毒づく。
そんなに手当たり次第? 気持ち悪すぎて鳥肌がたってきた。
胃から食べたものがこみ上げてきそうなくらい気持ち悪い
雪村さんは、低い声で言った。
「あの人たしか四十半ばくらいっすよ。ここ、奥にあるから他のスタッフの目、届かないですからね。マジしつこいですから、フロア長に言ってガチャレジにはいれないでってお願いした方がいいかもですよ? あとはまじで夜気を付けた方がいいです。私じゃないですけど、店の従業員出入り口で待たれて、警備員さんに追い払ってもらったって言っていた子いたし」
「なんでそれで出禁にならないんですか?」
「待ち伏せは一回だけだからじゃないかな。何回もやっていたらさすがに出禁にしてると思うし。最近はそういう話、聞かなかったですからね」
そうなんだ……
聞けば聞くほど気持ち悪すぎてきつい。
待ち伏せは本当に怖い。何もなければいいけど。
そのあと、私は雪村さんの勧めもありフロア長にそのお客さんの事を伝えた。
すると、フロア長は苦い顔をして、
「あー……あの人」
と言っていたから、相当有名らしい。
「出禁にしないと駄目かなぁ……」
とも言っていた。
とりあえずガチャガチャレジにひとりにはしないと言ってもらえたけど……
大丈夫かな。
私の頭に、赤月君の顔がよぎる。
やっぱり迎え、頼むべきかな。
