それから、ミリアは東京を出て仙台へと移り住んだ。アンドロイドだということを隠し、人として生きている。そして、ミスター・シノノメが旅立ってから二十年後、ミリアはパソコンに向かっていた。
パソコンにミリアがミスター・シノノメとのことを話すと、コメントが流れていく。ミリアは微笑み、キーボードを叩いた。
『今日はミスター・シノノメの誕生日です。彼のために、二十年かけて歌を作りました。その歌を、動画投稿しようと思います』
作詞作曲歌唱までミリア一人が担当した。音楽のことを何も知らないため、本屋で音楽に関する本を読んで勉強した。ミスター・シノノメのギターも弾けるように毎日練習を重ねた。
『アンドロイドの歌だから、感情がないかもしれません。不快な音かもしれません。でもこれは、私がミスター・シノノメに愛を伝えられる唯一の方法だから』
ミリアは息を吐く。あるはずのない心臓がドクンと動いた気がした。
愛を教えてもらったアンドロイドは、愛する人のために歌う。
パソコンにミリアがミスター・シノノメとのことを話すと、コメントが流れていく。ミリアは微笑み、キーボードを叩いた。
『今日はミスター・シノノメの誕生日です。彼のために、二十年かけて歌を作りました。その歌を、動画投稿しようと思います』
作詞作曲歌唱までミリア一人が担当した。音楽のことを何も知らないため、本屋で音楽に関する本を読んで勉強した。ミスター・シノノメのギターも弾けるように毎日練習を重ねた。
『アンドロイドの歌だから、感情がないかもしれません。不快な音かもしれません。でもこれは、私がミスター・シノノメに愛を伝えられる唯一の方法だから』
ミリアは息を吐く。あるはずのない心臓がドクンと動いた気がした。
愛を教えてもらったアンドロイドは、愛する人のために歌う。



