love story

「嫌じゃないんだ?」


そう言って蓮斗が意地悪そうな笑みを浮かべてあたしの手を握ってきた


「れ、蓮斗!」


「愛菜がいつまでたっても恥ずかしがるからこれからは多少強引に攻めることにした」


「え?なんの話?」


「ん?こっちの話!映画行こ」


それから蓮斗は映画館まで一度も手を離さず映画中も何度も手を握っては離してを繰り返してた

そうして映画のラスト、感動して泣いているとまた蓮斗が肩を抱き寄せてくれた

{誰にでもこうじゃない}

その蓮斗の言葉を思い出してあたしも蓮斗の方に頭を預けてみる


そうすると蓮斗はあたしの頭を撫でて映画のエンドロールが終わるまでずっと肩を抱き寄せていてくれていた