ほんまかいな!という目の玲央。
玲央は私の横に座ってぎゅっとしてきた。
「んんんっ?」
「過保護すぎんか?重い束縛男は嫌われるでー」
「ううっ」
玲央にダメージが入った。
「お兄さん、名前何て言うんですか?」
「筒井直輝。高1で、関西圏転々としてて、大阪に落ち着いてるとこ」
「私は髙野恋羽、中2です。こっちのひっついてるのは、髙野玲央です、同い年です」
「ひっついてるって紹介された!」
「コイツ、普通にしてればアイドル級なのにな。ルックスとか。まあ、絶対届かへんアイドル。ライブやらへん、ファンサせえへん、好きな女に一途のアイドル」
「それアイドルって言います?」
「言わへんな」
「恋羽まで彼氏のことディスるのやめよ?」
そう玲央が言うと、直輝くんは顔を顰めた。
「兄妹ちゃうの?」
私はいつも通りの説明をした。
「特殊な双子で、しかもカップルかい」
「ここまで来るのに、何年かかったことか…語りましょうか、直輝くん」
「遠慮しとくわ。2年くらいかかりそう」
私もそう思う。



