DEAR.-中学生編-


私の目からは涙が出てきた。

すごく嫌だった。

私だけがいい。

キラキラの笑顔も、恋羽って甘い声で呼ぶのも、好きだよって沢山言うのも、私相手だけがいいのに。


「ん…?わ…寝すぎた?」


起きるタイミング悪いよ…。


「どうした?恋羽泣いてるけど」

「女の子は、何でもなくても泣くの」

「…そういう感じの泣き方に見えないけど」


玲央には何も隠せない。

頭を撫でてきて、涙を指で拭いてくる。


「何考えちゃったの?」

「すごくつまらないこと」

「簡単に泣くような子じゃないでしょ。分かるよ」


話すしかないか。


「…玲央、彼女いたことあるの?」

「ないけど。恋羽一途歴=年齢なので」

「玲央、そんな優しくてビジュアルカンストしてるのに?」

「ビジュアルカンスト?そんなじゃないでしょ。嬉しいけど」


神様は、色んな方面に玲央にカンストさせてる。


「私のことなんか諦めてたら、カンスト美少女な彼女すぐできて、傷付くこともなかっただろうにって思った。私と違って、玲央の隣歩いてても恥ずかしくないくらい可愛くて、素直で笑顔が可愛い彼女」


玲央は、少し不機嫌そうにこちらを見た。