DEAR.-中学生編-


「なんだろうね?」

「相性良い人の匂いって好きらしいね、それじゃない?」

「かもね」

「俺ら相性抜群!」


玲央は嬉しそうに私を抱き締めた。


「やっぱ眠いわ、おやすみ。ちょっとだけ寝る」

「おやすみ…え」


この至近距離で寝る気ですか?!


1時間くらい寝息を立てていた。

私はちっとも動けないので、香りを堪能してましたとさ。

とはいえ、寝てるから力が抜けていることに気付いて、抜け出した。

はあ…相変わらず端正な顔立ちだな。

寝顔でもこのクオリティですか、妬きますよ?

女子も憧れのゆでたまご肌じゃないですか。

私はつい手を出してしまい、頬に触れた。

すべすべ…!

感動するレベル。


何で…私なんだろう。

私のことなんか諦めてれば、あんなに傷付くことも無かっただろうに。

私なんか諦めてれば、レベチな美少女彼女の1人や2人…2人はアレだけど、できたんじゃないの?

本当は、私が知らないだけで、彼女いたことあったりして。

私よりずっと可愛い、素敵な彼女。

私と違って素直で、笑顔が可愛くて、玲央の横を歩いてても恥ずかしくない可愛すぎる顔の女の子。