玲央は私を優しく抱き締めて、キスまでしてきた。
「これからは俺のだから、ね?」
そう言って、舌を絡ませてキスをしてくる。
やっと、甘い甘い、キスを玲央とできるんだ。
嬉しくて仕方無かった。
離してしまう玲央に、
「もう終わり?」
と聞くと、
「…バカ」
と、目を逸らして言われる。
意図が読めなくて、つい首を傾げる。
「可愛すぎも罪だな、この子と付き合うの大変かもしれないな…」
「えっ、振られる?!」
「まさか。一生俺のだよ?」
玲央は不敵な笑みの横顔を見せた。
その時ノック音が鳴った。
「はい」
沢村さんだった。
「内藤先生が呼んでるよ」
「あ、今行きます」
「俺待ってるね」
「うん」
内藤先生のいる診察室に行くと、先生は少しニコニコしていた。
「恋羽ちゃん、座って」
「あーはい」
「恋羽ちゃんも、退院できそうよ」
「やっぱりですか?」
「ん?やっぱり?」
「玲央が、あと1週間くらいで退院できそうだねって言ってたんで」
「そうなの?うん、あと10日くらい様子見て、退院ね。おめでとう!」
「ありがとうございます」



