「そっか。俺は咲月。恋羽ちゃん、しばらくよろしくね」
「なんで名前…」
「ちらっとネームプレート見た。男性部屋空くまでの間だから、すぐだと思うけど、仲良くしてくれると嬉しいな」
「ああ、そういう事情なんですね」
夜風?に当たってきた玲央が戻ってきた。
「夜風はどうでした?」
「恋羽は面食いなんだね」
「玲央のこと、顔で好きみたいじゃん」
「それ以外で好きな所あるの?」
「声とか、性格とか」
「ホントかなー」
テーブルに伏せて、上目遣いしてくる。
「そういうとこも好き」
「ふーん」
なんか拗ねちゃった。
「あーあ、なんか眠いなー」
「ん?」
「一緒に寝たいなー」
「しょうがないな…」
私は右側にずれて、玲央をベッドに入れる。
「狭い」
「俺が太ったみたいな言い方しないでよ」
「いつもの広さじゃないから狭く感じる」
「そういうこと?…まあいいや、ほら腕枕!」
「玲央、腕枕好きだね」
「委ねられてる感が好き」
頭を少し上げて、腕枕される。
玲央に寄り添って、いつもの優しい甘い香りを感じる。
ダメだ、私が寝そう。
「好き…」
「ん?」
睡魔に襲われて意識を飛ばす。



