DEAR.-中学生編-


入院は長引きそうだ。

私まで病気になってしまった。

母は入院手続きやなんやかんやで受付に行った。

私は病室に戻った。


「まだいたの」


玲央がこちらを向いて待っていた。

私は2人部屋のドア側のベッド。


「…邪魔」

「酷くない?!」


窓の方を確認してみた。

高さ的に3階くらいっぽい。

そして、同室の人はいないっぽい。

ノックの音がする。


「はい」

「あ、恋羽ちゃん。静脈注射させてね」

「あー、はい」


私は大人しくベッドに入って処置してもらう。


「恋羽えらいね、点滴できて」


ガン無視。

てかいつまでいるんだろ?


「お昼ご飯、持ってくるね」

「お願いします」

「ほら、玲央くんもそろそろお昼ご飯だよ、戻りなー」

「えー」


とか言いながら、器用に車椅子を動かす。


「また後でね、恋羽」


来なくていい。

…好きにはならない。

もう、傷付きたくないんだ。

昼食を済ませて、横になっていた。

ノックをして、入りにくそうに入ってきたのは、やはり玲央だった。


「俺もご飯終わった!」


いらない報告ですね。