「いい加減にしてよっ…もう…嫌…」
「嘘なんかついてないよ、ずっと。どうしたの?恋羽。大好きだから、大事に決まってるでしょ」
「優しい声も、優しい言葉も、優しい笑顔も、全部嘘。玲央は、ずーっと私に嘘だらけで接してたの。全て演技だっ!何も信じないっ!」
「どうしたの?…心配だよ、午後から会いに行こうか?」
「来ないでよ!どうせ聖ちゃんに車椅子押してもらって来るんでしょ!」
「そうかもしれないけど…」
私はわんわん泣いていた。
泣くつもりなんてなかったのに。
「恋羽の話、ちゃんと聞くから待っててよ。泣かないで。俺行くから」
「会いたくない」
「そんなこと言わないで。恋羽、嘘でも聞きたくない」
「嘘つきついてるのはそっちじゃない!私のことなんとも思ってないくせに…!」
「そんなわけないじゃん」
「言い訳が聞きたいわけじゃない!」
「誰も言い訳なんかしてないよ」
「もう嫌!」
「ちょっと恋羽…。ちゃんと話し合おうよ?」
「つらい…。同じ時間過ごして、思い出とかもう作りたくない」
「恋羽っ…」
「声聞いてるのもつらいよ…」
涙を拭った。
「もういいの。戻ろうよ、前みたいに」
「告白した頃みたいに戻ろ」
「そうじゃなくて」



