同じ家なのに君は遠い

だって最近、本当に遥斗のことばかり考えてしまうから。

昨日の会話。

帰り道。

何気ない視線。

小さな優しさ。

全部が頭に残ってしまう。

(……これじゃほんとに)

そこまで考えて、天音は慌てて思考を止めた。

認めたくない。

認めた瞬間、今の距離が壊れそうで怖かった。