同じ家なのに君は遠い

昼過ぎ。


目を覚ますと、部屋の中にほんのりいい匂いがしていた。


「……起きたか」


遥斗がトレーを持って立っている。


お粥。


スポーツドリンク。


薬。


天音は思わず固まる。