同じ家なのに君は遠い

ドアが少しだけ開く。


遥斗が部屋を覗いた瞬間、少し眉を寄せた。


「顔赤いけど」


「え」


言われて初めて、自分でも熱っぽさを自覚する。


遥斗は部屋に入ってくると、天音の額にそっと手を当てた。