その夜。 天音はなかなか眠れなかった。 慣れない天井。 慣れない空気。 静かすぎる家。 時計の音だけがやけに響く。 喉が渇いて、天音はそっと部屋を出た。 廊下は暗い。 階段を下りると、リビングの方から小さな光が見えた。