「過信している、と言ったんだ。俺は刺繍や服飾に関しては素人だが、飛び抜けた才能の持ち主は、そんな簡単に埋もれることはない。現にセジヴェルの服は、他の貴族がやって来るほどの評判を得ている」
「っ!」
店に出られず、工房に軟禁状態のマイナは、自分が施した刺繍のドレスや洋服が、どこの誰の手によって買われているのかなど知る由もない。
だからブルーノの言葉に、ホッとしつつも、自分が過信していたわけではない、と思えるほどの強い眼差しになっていた。
そういう負けん気なところや、プライドの高さを感じる点は、悪役令嬢ぽいな、と思ってしまった。あぁいうのは、どうやら育った環境ではないらしい。
「だが、そこ止まりだ。誰が作成しているだの、賞賛の声は聞こえてこない。本当に素晴らしいものや技術であるのならば、俺の耳に届いてくるだろうからな」
「……あなたは、一体、誰ですか?」
ヤバい! まさかここで「この国の王子だ」とかいうんじゃないよね。
ハラハラしながら窓の外で見つめていると、ブルーノは躊躇うことなく口を開いた。
「っ!」
店に出られず、工房に軟禁状態のマイナは、自分が施した刺繍のドレスや洋服が、どこの誰の手によって買われているのかなど知る由もない。
だからブルーノの言葉に、ホッとしつつも、自分が過信していたわけではない、と思えるほどの強い眼差しになっていた。
そういう負けん気なところや、プライドの高さを感じる点は、悪役令嬢ぽいな、と思ってしまった。あぁいうのは、どうやら育った環境ではないらしい。
「だが、そこ止まりだ。誰が作成しているだの、賞賛の声は聞こえてこない。本当に素晴らしいものや技術であるのならば、俺の耳に届いてくるだろうからな」
「……あなたは、一体、誰ですか?」
ヤバい! まさかここで「この国の王子だ」とかいうんじゃないよね。
ハラハラしながら窓の外で見つめていると、ブルーノは躊躇うことなく口を開いた。



