「それよりも、いつもあぁなのか?」
「あぁ、とはなんでしょうか?」
「……仕事量だ。針子たちは喋りながらできる量しかないのに、君……マイナの分を手伝おうともしない。それなのに、パティのように遅いとか、ノロマだとか……言う暇があるのなら手伝え、と言いたくなるではないか」
なるほど、パティのいないところで、ミルドレッドが針子に虐められているのを、ブルーノが助けたのか。しかもその内容が解せない。パティの手前、ミルドレッドを庇うことができないのならいざ知らず、針子たちまでも同じ行為をするなんて……許せない。
ミルドレッド、いやここではマイナという偽名の少女は、ブルーノの手を取るどころか俯いてしまった。
「店……セジヴェルに出している商品は、私の刺繍をふんだんに使うから、他の子には任せられないんです。さらに売れ筋のドレスには、必ず私の刺繍を入れているから、自然と仕事量が増え――……」
「ならばマイナと同じ技量の針子を雇えばいい。もしくは育てれば、マイナの負担も減るんじゃないのか」
「か、簡単に言わないでください。私と同じくらいなんて、早々見つかるものではありません」
「随分と自分を過信しているのだな」
「えっ」
ブルーノの指摘に、マイナは明らかに動揺を示した。
「あぁ、とはなんでしょうか?」
「……仕事量だ。針子たちは喋りながらできる量しかないのに、君……マイナの分を手伝おうともしない。それなのに、パティのように遅いとか、ノロマだとか……言う暇があるのなら手伝え、と言いたくなるではないか」
なるほど、パティのいないところで、ミルドレッドが針子に虐められているのを、ブルーノが助けたのか。しかもその内容が解せない。パティの手前、ミルドレッドを庇うことができないのならいざ知らず、針子たちまでも同じ行為をするなんて……許せない。
ミルドレッド、いやここではマイナという偽名の少女は、ブルーノの手を取るどころか俯いてしまった。
「店……セジヴェルに出している商品は、私の刺繍をふんだんに使うから、他の子には任せられないんです。さらに売れ筋のドレスには、必ず私の刺繍を入れているから、自然と仕事量が増え――……」
「ならばマイナと同じ技量の針子を雇えばいい。もしくは育てれば、マイナの負担も減るんじゃないのか」
「か、簡単に言わないでください。私と同じくらいなんて、早々見つかるものではありません」
「随分と自分を過信しているのだな」
「えっ」
ブルーノの指摘に、マイナは明らかに動揺を示した。



