「一つ聞くけど、この店のことは、公爵も知っている?」
「はい。お嬢様の店となるように、資金援助をしていただきましたので」
「でも内情までは報告していない。というか、それさえもパティがしていたのかな」
店や工房に顔を出すことを禁じられていたのなら、この建物から出してもらえていない可能性だってある。
あぁ、だからカーマイン公爵家の縁者だと知ったボクたちを蔑ろにできなかったのか。下手に隠せば怪しまれると思ったから。
だけど毎日欠かさずにやっていることを、やめることはできなかったのだろう。特に積年の恨みは、ボクたちの存在を忘れるくらい、強烈なのだ。
だったら思い出させてあげるよ。ボクたちの大事な子にしてきた仕打ちの恨みを。
「ダーラ。これまであった出来事を、包み隠さず公爵に伝えるんだ」
「それは構いませんが、どうやって。私はここから出られないんですよ」
「忘れたのかい? ボクが誰なのか。魔女ユニティだよ。君を公爵邸に送ることなど、簡単さ」
そうしてボクは、ダーラの下に転移魔法陣を展開させた。
「君のやるべきことは二つ。ミルドレッドの情報を正しく伝えることと、公爵をここに連れて来ることだ。いいね?」
ダーラは立ち上がり、何度も頷いて見せた。それこそ、姿が消えるまで。
「はい。お嬢様の店となるように、資金援助をしていただきましたので」
「でも内情までは報告していない。というか、それさえもパティがしていたのかな」
店や工房に顔を出すことを禁じられていたのなら、この建物から出してもらえていない可能性だってある。
あぁ、だからカーマイン公爵家の縁者だと知ったボクたちを蔑ろにできなかったのか。下手に隠せば怪しまれると思ったから。
だけど毎日欠かさずにやっていることを、やめることはできなかったのだろう。特に積年の恨みは、ボクたちの存在を忘れるくらい、強烈なのだ。
だったら思い出させてあげるよ。ボクたちの大事な子にしてきた仕打ちの恨みを。
「ダーラ。これまであった出来事を、包み隠さず公爵に伝えるんだ」
「それは構いませんが、どうやって。私はここから出られないんですよ」
「忘れたのかい? ボクが誰なのか。魔女ユニティだよ。君を公爵邸に送ることなど、簡単さ」
そうしてボクは、ダーラの下に転移魔法陣を展開させた。
「君のやるべきことは二つ。ミルドレッドの情報を正しく伝えることと、公爵をここに連れて来ることだ。いいね?」
ダーラは立ち上がり、何度も頷いて見せた。それこそ、姿が消えるまで。



