「節穴はどっちだ? あの女は乳母じゃないだろう?」
「そう……だけど。彼女は血縁者だ。苗字が同じだったし、顔だって似ている」
「ならばここにいるのではないか? 先ほど、住まいも一緒だと言っていたしな」
ウロウロするな、とは言われたが、それはユニティを人間だと思っているからだ。俺はユニティの耳にそっと話しかけた。
「俺は針子にそれとなく情報を聞き出してみるから、お前は魔法で、乳母を探せ。姿を隠せるんだ。何を遠慮している」
ユニティ一人なら、こんな回りくどいことはしなかっただろう。俺がユニティを追いかけに行った時、彼女はずっと魔法を使っていた。
それなのに、俺といるようになってからは一切使っていないのだ(箒を取り出しているのはノーカンだ)
魔女の掟など、まったく知らんが、それがユニティのポリシーなのだろう。だが、今はそんなことを言っている場合ではないと思った。
「もしもそれで騒ぎが起きたら、それ以上の騒ぎを俺が起こすから安心しろ。知っているだろう? 俺は騒ぎを起こすのが得意だってことを」
「学園の食堂で、婚約破棄を言い渡してくるような問題児だもんね」
「器用に立ち回るのが苦手なだけだ。だけどそんな俺でも、サポートくらいはできる」
するとユニティは、目をパチクリさせた。
「そう……だけど。彼女は血縁者だ。苗字が同じだったし、顔だって似ている」
「ならばここにいるのではないか? 先ほど、住まいも一緒だと言っていたしな」
ウロウロするな、とは言われたが、それはユニティを人間だと思っているからだ。俺はユニティの耳にそっと話しかけた。
「俺は針子にそれとなく情報を聞き出してみるから、お前は魔法で、乳母を探せ。姿を隠せるんだ。何を遠慮している」
ユニティ一人なら、こんな回りくどいことはしなかっただろう。俺がユニティを追いかけに行った時、彼女はずっと魔法を使っていた。
それなのに、俺といるようになってからは一切使っていないのだ(箒を取り出しているのはノーカンだ)
魔女の掟など、まったく知らんが、それがユニティのポリシーなのだろう。だが、今はそんなことを言っている場合ではないと思った。
「もしもそれで騒ぎが起きたら、それ以上の騒ぎを俺が起こすから安心しろ。知っているだろう? 俺は騒ぎを起こすのが得意だってことを」
「学園の食堂で、婚約破棄を言い渡してくるような問題児だもんね」
「器用に立ち回るのが苦手なだけだ。だけどそんな俺でも、サポートくらいはできる」
するとユニティは、目をパチクリさせた。



