ブルーノはどうだろうか、と視線を向けると、やはりそこは王子だからなのか。パティに指摘を受けたのにもかかわらず、セジヴェルの方を見ていた。けれどボクの視線に気づくと、すぐにその態度を改める。
パティの言動にも、目立った反応を見せていなかったから、中には入っても、面倒事は起こさないだろう。そういう部分は、生まれの良さを感じざるを得なかった。
「さぁ、さっさと入ってちょうだい」
店の脇にある小さな扉を開けながら、パティが催促する。その間も、周りに人がいないか、きょろきょろを顔を動かしていた。よっぽどボクたちが、中には入るのを見られたくないようだ。
だけど扉をくぐると、その憂鬱が吹き飛んだ。いきなり中庭に続く小道が現れたからだ。
「工房はこの先よ。住まいも一緒だから、あまりウロウロしないで」
「あぁ。それにしても、意外に綺麗にしてるんだね。こういう場所はゴミ置き場になり易いのに、花壇が並んでいるとは思わなかったよ」
「……お客の見えないところでも、ちゃんとしているのが一流ってもんだからね。当たり前でしょう」
「確かに。植えられている花も素朴な感じがしていいな」
パティの言動にも、目立った反応を見せていなかったから、中には入っても、面倒事は起こさないだろう。そういう部分は、生まれの良さを感じざるを得なかった。
「さぁ、さっさと入ってちょうだい」
店の脇にある小さな扉を開けながら、パティが催促する。その間も、周りに人がいないか、きょろきょろを顔を動かしていた。よっぽどボクたちが、中には入るのを見られたくないようだ。
だけど扉をくぐると、その憂鬱が吹き飛んだ。いきなり中庭に続く小道が現れたからだ。
「工房はこの先よ。住まいも一緒だから、あまりウロウロしないで」
「あぁ。それにしても、意外に綺麗にしてるんだね。こういう場所はゴミ置き場になり易いのに、花壇が並んでいるとは思わなかったよ」
「……お客の見えないところでも、ちゃんとしているのが一流ってもんだからね。当たり前でしょう」
「確かに。植えられている花も素朴な感じがしていいな」



