ボクはボクで、その顔に身に覚えがあるような気がした。それがどこだったのか、誰だったのか、までは覚えていない。だけど今は、それを詮索する場合ではなかった。
ブルーノが、ボクの嫌味に乗ってきてしまったからだ。いや、素直に答えてしまった、と言った方が正しいか。
「何を言っている。こんなに道が広いのに、わざわざ俺たちがいるところを突っ切ろうとする方がおかしいのだ」
「分かっていないようだね。この女性は最短ルートで通りたいんだよ。だけど目の前にはボクたちがいる。邪魔なものを邪魔だ、と言ったに過ぎないんだよ」
「面倒くさい女だな」
「世の中にはね、そういう嫌がらせが好きな人間もいるんだよ。君も似た分類だと思っていたけど、どうやら違うようだね」
「一緒にするな」
ん? 今、ブルーノ以外の声もしたように聞こえたんだけど……どうやら気のせいじゃないようだ。
視線を横に向けると、思いっきり睨まれた。
なんで? わざわざ代弁してあげたって言うのに。ほら、ボクって親切な魔女だから。
ブルーノが、ボクの嫌味に乗ってきてしまったからだ。いや、素直に答えてしまった、と言った方が正しいか。
「何を言っている。こんなに道が広いのに、わざわざ俺たちがいるところを突っ切ろうとする方がおかしいのだ」
「分かっていないようだね。この女性は最短ルートで通りたいんだよ。だけど目の前にはボクたちがいる。邪魔なものを邪魔だ、と言ったに過ぎないんだよ」
「面倒くさい女だな」
「世の中にはね、そういう嫌がらせが好きな人間もいるんだよ。君も似た分類だと思っていたけど、どうやら違うようだね」
「一緒にするな」
ん? 今、ブルーノ以外の声もしたように聞こえたんだけど……どうやら気のせいじゃないようだ。
視線を横に向けると、思いっきり睨まれた。
なんで? わざわざ代弁してあげたって言うのに。ほら、ボクって親切な魔女だから。



