「それと同時にね、ユニティちゃん。エリアルちゃんは魔女にも興味を示していたわ」
「ボクに? いや、そうとも限らないか」
「いいえ。魔女が出てくる絵本もあったけれど、我が家に出入りするユニティちゃんを見てからは、凄くてね。自分もお話したいって何度かせがまれたのよ。でも、ユニティちゃんがエリアルちゃんまで連れて行ってしまうんじゃないかって思ったら、できなかったの」
「すまない」
実際、ボクとエリアルが会ったことで、彼女から遠ざける行動を取ってしまったのだ。
「ううん。代わりにユニティちゃんがいてくれるもの。だから大丈夫」
痛々しいまでの笑顔を向けられて、ボクはどんな顔で応えたのだろうか。ただ、「また来るよ」とだけ言ったのは覚えている。それ以外はおぼろげで、気がつくと屋敷の廊下を、ブルーノに腕を掴まれたまま歩いていたのだ。
「お前の弱点は公爵夫人だったんだな」
そう言われるまで気がつかなかったとは、不覚である。けれどこの時ばかりは、気遣いのできないブルーノがいてくれて良かったと思った。
「ボクに? いや、そうとも限らないか」
「いいえ。魔女が出てくる絵本もあったけれど、我が家に出入りするユニティちゃんを見てからは、凄くてね。自分もお話したいって何度かせがまれたのよ。でも、ユニティちゃんがエリアルちゃんまで連れて行ってしまうんじゃないかって思ったら、できなかったの」
「すまない」
実際、ボクとエリアルが会ったことで、彼女から遠ざける行動を取ってしまったのだ。
「ううん。代わりにユニティちゃんがいてくれるもの。だから大丈夫」
痛々しいまでの笑顔を向けられて、ボクはどんな顔で応えたのだろうか。ただ、「また来るよ」とだけ言ったのは覚えている。それ以外はおぼろげで、気がつくと屋敷の廊下を、ブルーノに腕を掴まれたまま歩いていたのだ。
「お前の弱点は公爵夫人だったんだな」
そう言われるまで気がつかなかったとは、不覚である。けれどこの時ばかりは、気遣いのできないブルーノがいてくれて良かったと思った。



