「すると、公爵の方が動いたのか?」
「えぇ、そうなのよ、ユニティちゃん。あの人が説得しに行ってくれてね。それで国王が引き下がってくれたのはいいんだけど、一つだけ困った問題を作って来てしまったのよ」
「どこまでもお騒がせな国王だな」
さすがはブルーノの父親である。ボクにも問題を押しつけてきて……!
「それで、どんな問題だったんだ?」
「子どもが生まれたら、自分の子どもと結婚させろって。つまり、ミルドレッドとブルーノ王子との婚約の約束が、そこで結ばれてしまったのよ」
「……なるほど。十八年前、公爵が婚約解消は難しい、と言った理由は、それだったのか」
公爵夫人がダメならば、その人に似た子どもが欲しい。そういう考えの人間がいることは知っていたが、まさか国王も同じ分類の人間だったとは思わなかった。
だってそうだろう? 確実に、公爵夫人に似た娘が生まれてくるとは限らないのだから。息子の場合だってあるだろう。もしくは公爵に似た娘とか。
そもそも本人たちの意思を尊重しないところが解せない。まぁ、ボクが言えた立場ではないんだけど。
「えぇ、そうなのよ、ユニティちゃん。あの人が説得しに行ってくれてね。それで国王が引き下がってくれたのはいいんだけど、一つだけ困った問題を作って来てしまったのよ」
「どこまでもお騒がせな国王だな」
さすがはブルーノの父親である。ボクにも問題を押しつけてきて……!
「それで、どんな問題だったんだ?」
「子どもが生まれたら、自分の子どもと結婚させろって。つまり、ミルドレッドとブルーノ王子との婚約の約束が、そこで結ばれてしまったのよ」
「……なるほど。十八年前、公爵が婚約解消は難しい、と言った理由は、それだったのか」
公爵夫人がダメならば、その人に似た子どもが欲しい。そういう考えの人間がいることは知っていたが、まさか国王も同じ分類の人間だったとは思わなかった。
だってそうだろう? 確実に、公爵夫人に似た娘が生まれてくるとは限らないのだから。息子の場合だってあるだろう。もしくは公爵に似た娘とか。
そもそも本人たちの意思を尊重しないところが解せない。まぁ、ボクが言えた立場ではないんだけど。



